火災事故の現状
火災事故の現状
火災保険の必要性について考える前に、まず今日における火災事故の現状を知っておきましょう。
総務省の統計によると、平成30年の総出火件数は3万7,981件で、単純計算で1日につき104件の火災が起こっていることになります。この件数には山火事や車両火災なども含まれていますが、このうち建物火災の件数は2万764件と半数以上を占めています。この記事の執筆時点で日本全国の世帯数は約5,853万世帯となっているので、火事に見舞われる確率は0.04%以下であると言えます。
このデータから、「ほとんど火事に遭うことがないのなら火災保険なんて必要ないのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、それでも基本的に火災保険には加入しておいたほうが良いと言えます。その理由は、たとえ火事に遭う確率がわずかであったとしても、火災にともなう経済的なダメージは極めて大きく、火災保険がないと生活そのものが破綻してしまう恐れがあるからです。
それでは具体的に火災のリスクとは、どのようなものなのでしょうか。大きく分けるならば、①自分の家が出火元で火災を起こしたケース、②周りの火災に巻き込まれたケースがあります。それぞれ具体的にどんなリスクなのかを理解し、火災保険の必要性について見ていきましょう。
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